スタッフインタビュー

田中 幸子 たなか さちこStaff Interview

入社4年目 施工管理(2024年9月現在)

Interviewインタビュー

入社4年目で主に福祉施設の改修工事などに従事してきた田中さん。
旺盛なチャレンジ精神と女性らしい細やかさで日々奮闘中の田中さんに入社のきっかけや業務の一環として参加したという介護ボランティアについてお話をうかがいました。

建設業の前は、都内のホテルでオフィスワークをしていました。

建設業の前は、都内のホテルで
オフィスワークをしていました。

建設業界でのキャリアは15年ほど。それまでは都内のホテルでオフィスワークをしていました。建設業界にはじめて関わったのは、15年前に地元の建設会社に事務職として再就職したのがきっかけでした。

それでも、そのときはまだ、まさか自分が現場に出るようになるとは考えもしなかったのですが、10年ほど前の大雪のときに、どうしても人手が足りなくて事務員の私も現場対応に駆り出されて...。

思いがけない「転職」から人生の歯車が大きく動き出して...
そんなときに公共事業を数多く
手掛けるタナベ建設と出会いました。

という訳で、はじめはやむにやまれずという感じだったので、当然現場に行っても右も左もわからず...。とはいえ、それはこちらの事情でお客様には全く関係のない話なので、ご迷惑を掛けないように建築のことを一生懸命勉強しました。
ただ、そんな状況で必死で仕事をしていると、現場でお客様や職人さんとやり取りをすることや、新しい知識を得たり、今まで経験したことのないことを体験できることが、だんだん楽しくなってきて...。現場の仕事が性に合っているなと感じられるようになっていったんですね。そういう訳で、結局そのまま事務職には戻らずに現場担当として働くようになりました。
その後、転職した不動産会社でも、マンションや店舗の修繕や新築工事などを担当していたのですが、その頃には「もっと大きな現場で仕事がしてみたいな」とか、「実績のある会社で知識を高めたり、経験を積んでいきたいな」と考えるようになってました。そんなときに鴻巣市で公共事業などを数多く手掛けるタナベ建設の存在を知って興味を持ったんです。

タナベ建設に応募したときは、きっと相手にされないだろうと思っってました。

タナベ建設に応募したときは、
きっと相手にされないだろうと
思ってました。

早速ホームページから応募してみたものの、私はタナベ建設で扱っているような大きな現場に関わった実績もないし、経験も少ない女性の施工管理なんてどうせ相手にしてもらえないだろうと、半ば自分の今の市場価値を知れたら良いなくらいの軽い気持ちでした。

ところが、面接にいってみると、タナベ建設では会社として建設業界での女性の活躍にも関心があるということで、すぐにでも来てほしいと言ってもらえたんです!逆に私の方が気持ちの準備ができていなくて(笑)結局、半年ほど待ってもらって入社。今に至るという感じです。

障害者支援施設での研修やボランティアの体験を、
施工管理者としての成長につなげたい。

私は公共工事を担当することが多いので、年度替わりの4~5月というのは比較的時間に余裕があるんですね。なので、その時間を使ってスキルアップしたい、勉強したいという気持ちがあって、改修工事でもお世話になった県営の障害者支援施設「嵐山郷」さんにお願いして3日間の介護福祉のボランティア体験と群馬にある国立の知的障害者総合施設「のぞみの園」への研修会に参加させていただきました。

福祉施設の改修を担当するにあたって、介護の現場を知っておくというのは重要なことだと考えていたので、思い切って会社に申請したんですが、時期的に多少時間に余裕があると言っても業務がまったくないわけではないですし、そもそも社内では、施工管理の私がお客様の現場を体験しに行っても、設計をするのは設計士の先生なので直接的には意味がないという意見もありました。確かにそういう意見ももっともなので、申請が通るかちょっと不安だったのですが、社長に相談したら「行きたいなら業務の都合をつけて行っておいで」と言っていただけて、業務の一環として行かせてもらえることになりました。

テキストテキスト

障害者支援施設「嵐山郷」でお世話になった職員さんと

介護の現場では実際に経験しないと分からないことだらけ。
4日間でたくさんの気付きがありました。

私は前職で住宅を扱っていたので、ケアマネージャーさんなどに意見書を出したりできる「住環境福祉コーディネーター」という資格も取得していたんですね。なので、介護の現場のこともある程度は理解できているつもりでいたのですが、嵐山郷さんのような大きな福祉施設では、改修工事の施工管理者として携わっているだけでは分からないことが本当にたくさんありました。

嵐山郷さんは、広大な敷地に15棟の生活寮や病院施設を備えているのですが、寮によって患者さんの障害の度合いや症状が違うんですね。なので、当然設備もそれに合わせた仕様であることが求められます。もちろん、昨年度までの改修の際も、そのあたりには充分配慮して改修を進めたつもりではあったのですが、やはり実際に介護福祉士の方と一緒に介護の現場で活動すると気付かされることが山ほど...。

例えば普段は気にならない1mmの段差も利用者にとっては大変な場合もあるし、利用者に配慮して採用したドアの引き棒・握り玉ひとつとっても利用者の特性によっては必ずしもどれが良いとは言えないということを、実際に目で見て感じられたことはとても大きかったです。

改修の際には、設計士やクライアントの責任者の方だけではなく、介護の現場の方も交えて施設の仕様について慎重に打ち合わせをしながら工事を進めていくのですが、当然ですが介護施設の職員さんは福祉のプロではあっても図面を読めるわけではないので、私たち改修の現場を預かる人間がその辺りを汲んで提案をしなければならないと改めて強く感じました。

今回の経験を今後の現場に活かしていきたいですね。


障害者支援施設 嵐山郷
(https://www.sswc-gr.jp/ranzan/)


独立行政法人国立重度知的障害者総合施設
のぞみの園
(https://www.nozomi.go.jp/)

Messageメッセージ

建設業界で転職をお考えの方へ

建設業界で転職をお考えの方へ

タナベ建設は、有資格者も多く、経験豊富な社員が揃っているので、若手が安心してチャレンジができる土壌があります。やる気があれば自分からの提案も聞いてもらえてやりたいことをやらせてもらえる柔軟性もある会社だと思っています。

ちなみに、私的には子供の授業参観や三者面談などの用事のときに、まわりに相談できる環境がとても助かっています(笑)

とにかく建設業界で成長したいという方にピッタリの会社ですよ。女性のチャレンジもお待ちしています!

採用に関するお問い合わせ

〒 365-0028
埼玉県鴻巣市鴻巣1188-1 株式会社タナベ建設